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死後経過
死体の腐敗度は気温、湿度、季節などいろいろな条件によって変わって来ます。一般に腐敗進度は空気中を1とすれば水中は2分の1、土中は8分の1となっています。言い換えれば空気中1ヶ月と土中8ヶ月は同じ変化を示すという事になります。季節では夏を1とすると春、秋が2分の1、冬は4分の1。
角膜の乾燥 開眼時 死後3〜4時間
開閉時 死後24時間
冷却 直腸温度が1時間ごとに1度ずつ下がる 死後4時間まで
足、手、顔が冷たくなる 死後1〜2時間
着衣まで冷たくなる 死後4〜5時間
死斑と血液 頸部に死斑 死後20分〜40分から
死斑が指圧で消える 死後10時間まで
死後硬直 心臓、横隔膜の硬直 死後30分
心臓の硬直解除 死後12〜15時間以上
頸間接に硬直 死後2〜4時間
前身の関節 死後6〜8時間
関節を伸ばし2度目の硬直 死後7〜8時間まで
硬直がとけ始める 死後48時間
硬直がとけ終わる 死後3〜4日
腐敗 腐敗が顕著(皮膚が緑色、静脈像が見える) 死後2日
皮下脂肪の死鑞化 死後1〜2ヶ月
深部の筋肉の死鑞化 死後1年以上
骨から脂肪が無くなる 死後5年〜10年以上
骨が折れやすい。もろい。 死後50年以上
付着 蛆がいる 早くて死後10時間〜
蛹がいる 死後10〜14日以上
蛹の殻がある 死後7〜8日以上
損傷
死因と凶器の関係から損傷を見る。
鈍器 皮下出血 生存中の挫傷は皮下出血がある。死後は血圧が無いため出血しない。新しければ該当部分は腫れあがり出血部は青色になり、その後褐色、緑色、黄緑色(約6日)黄色(約8日)と経ていく。壊血病、血友病、紫斑病等は少しの外力で出血するときがあり、皮下出血を死斑と間違う場合がある。
表皮離脱 擦りむけ。死後、死体を引きずったり運ぶ際に皮膚が擦りむけることがある。しかし、出血は伴わない。
挫創、打撲創 凶器が鈍器。皮膚が裂けて表皮がつぶされ、創口は小さくとも創洞が内に広がり創縁が不規則。歯で噛まれた傷は咬傷。
裂傷 鈍器による裂けた傷。患部の下に骨があって筋肉や脂肪がない部分を強打した場合。頭部の裂傷は切創と間違いやすい。
内臓破裂 高層部からの落下、車による跳ね飛ばしなど。破裂しやすいのは肝臓、腎臓、脾臓。胃、腸、膀胱は内容物が有れば破裂するが空時は破裂しない。
内臓転移 車による轢死
脳震盪 頭部を強打。程度の差は意識消失、嘔吐、脈の遅延の順。軽い場合は30秒から数分の意識喪失。重い倍委は数時間から10時間。強度は数日から数週間。
脳挫傷 外力により脳挫傷。大部分が外力の掛かった反対側の脳みそに挫滅が生じる。
脳圧迫 頭部打撃の場合の多くは脳内血管の破裂、出血で死亡。血腫による脳圧迫は受傷後1〜2時間後に症状があらわれる。頭痛、顔面の赤み、瞳孔の縮小、吐き気、脈拍低下の症状。脳圧迫の過度の経過は麻痺状態、眠気、体の不調、意識消失、眠り、呼吸困難、、、、心臓停止。
轢死 電車、車等にひかれた場合。身体の切断、内臓破裂等。生体の生活反応で判断。
有刃器 切創 刃物での損傷。創縁を合わせると一直線になる。致命傷は動脈。頸部が多い。動脈の太さで死亡時間の経過が違う。
割傷 斧、鉈などを打ち下ろした時に出来る。切創よりも傷口が大きく開く。創洞が深い。
刺傷 皮膚表面の創口が小さいのに創洞が深い。
銃器 射創 銃器による傷。射創には貫通射創(弾丸が突き抜けた)、盲管射創(弾丸が体内に残っている)、擦過射創(表面をかすった)、溝状射創(表面に溝状の傷を)、反跳射創(速力が衰え皮膚で止められ内部に入らない)、廻旋射創(弾丸が体内で骨部の抵抗によりそこを迂回していく)などの種類がある。
射入口      弾丸 皮膚は弾丸が当たると皮膚の弾力ためへこみ、限界を越えると裂け跡が残ることになる。円形、類円形、破裂状などの形になる。突き抜けた跡は弾丸で擦れるため輪状の円形。死体では黄褐色。挫滅輪という。挫滅輪と火薬の黒煙や軟鉛弾の跡と混同されるので注意。創口の大きさは弾丸の通り抜けた跡は縮むため弾丸の太さより小さくなる。皮膚の近くで発射されると爆発ガスのせいで創口は星形に破れ弾丸の大きさよりも大きくなっている。
爆発ガス 皮膚に付けて撃つと爆発ガスのために射入口の組織は吹き飛ばされ弾丸の通過の時に出来た挫滅組織の一部が内部に入り込み創口部の皮膚はガス圧のために破られ直線状の星形の創口が出来る。
爆発の時の火焔により焼痕が出来、皮膚や衣類が焦げる。無煙火薬を使用する口径7.65mmの銃の場合、火焔の作用は1〜2メートルぐらいまで認められ、5メートル離れると見られない。
煤煙、火薬粒 近射の場合、火薬の爆発による煤煙が付き、射入口の周りは黒く着色する。これは拭けばとれる。銃口が離れれな離れるほど着色は薄くなる。火薬粒の銃では50センチまでの距離だと未燃焼、半燃焼の火薬粒が付着する。
火薬 銃の発射側では手や衣類に火薬痕が付く。火薬痕を白磁の皿に取り2、3粒のジフェニルアミン、数滴の濃硫酸を加えると火薬で有れば亜硝酸反応で青緑色になる。
射創管 弾道。普通は直線状。迂回する廻旋射創時は弾道も迂回している。
射出口 弾丸の出口。弾丸とともに射出された破壊された骨とか軟部組織、衣類片、金属片などの異物が付くことがある。死体では射出口は乾いて挫滅論に似たように見えるので注意。
死因 射創による死因は失血か内臓の機能障害。頭部や心臓などはそれだけで致命傷になる。
弾丸検査 銃が有れば同一銃器からの弾丸は同一の傷痕が出来る。
生活反応 損傷 生きている組織は弾力性が有るため皮膚や筋肉が切れると創口は大きく開かれ、死後では創口は開かない。
出血 生存中は体外に、または体腔内、隣接組織へ出血する。皮下出血も認められる。死後は血液の入っている大血管や血量の多い臓器を傷つければ出血するが大量ではない。死体の失血は生前損傷。血液の凝固は死後も数時間以内なら凝固能力があり凝固だけでは判断は難しい。
炎症 発赤、腫腸、化膿、創口の肉芽組織は生前の損傷。
栓塞 空気栓塞、脂肪栓塞、臓器栓塞、気管内の血液吸引は生前。
死因 失血 出血が全血液の2分の1になれば死亡。3分の1は生命危機。血液は一般に体重の7〜8%または13分の1として計算する。失血から死亡までの時間は血管の太さ、出血量に関係する。心臓は創口が1.5センチ以上有れば即死。心臓は直角につけば出血しやすいが斜めに付ければ出にくい。静脈で死亡するのは静脈に空気が吸い込まれるからである。頸部では頸動脈が切られなくとも気管に血液が入り込み窒息死する。
ショック死 致命傷でない外力で死に至る。知覚神経の刺激により反射的に心臓が停止する。中毒性ショック、反射性ショック。
窒息死
呼吸促迫、意識消失、全身の痙攣、末期呼吸を経て呼吸の停止至る。縊死、扼死、絞死、溺死などがある。
一般的症状 第一期 30秒から1分までは症状があらわれない。
第二期 血液中の酸素欠乏により吸気性の呼吸運動。吸気性、呼気性が交互になり痙攣的になる。意識喪失。窒息の興奮の絶頂期。全身の筋肉に交替性の痙攣、紫暗色の顔面、眼球の飛び出し、瞳孔の開き、大便、精液、小便と順に進行する。
第三期 仮死状態
第四期 末期呼吸。短い間隔でおこる深い吸気運動。次第に間隔が広がり呼吸の停止。四期以降も心臓はかすかに動いている。この時期の損傷は生活反応を示す。
所見 外部所見 暗紫色に顔がふくれあがる。(縊死は蒼白)眼瞼結膜、眼球結膜に小溢血点がある。(縊死は欠く)胸や顔の皮膚に溢血点がある。死斑が著明。
内部所見 血液が暗赤色で流動性(凝血がない)。粘膜下に溢血点がある。内臓に静脈性鬱血がある。
縊死(首つり) 定型的縊死 紐が前頸部でのどぼとけと舌骨との間を通り左右対称的に上後方に向け耳の付け根の下を通り頂部まで行き、ここで結ぶかもしくは結ばなくとも上方へ吊る。足が宙に浮き全体重が首に掛かる。
非定型的縊死 結び玉が頂部の正中ではなく左右どちらかに偏り頸部の紐の通り方が左右対称ではない。足の先が地についていたり膝をついていたりしゃがんでいたり座っていたり異常の体位をとる。
縊死は首を吊った瞬間に意識を失う。これは頭部にある2つの動脈の血行が停止するからである。意識消失のあと、窒息症状に陥る。痙攣、呼吸促迫、末期呼吸に至る。意識消失のため苦痛の少ない方法とも言える。
絞死 索条を首にかけ本人または他人の手で頸部を圧迫して窒息するものを指す。索溝(絞めた痕)が頸のまわりに水平に一周しているのが普通。絞死は縊死と違い完全に気道が閉鎖されることが少ない。ただし紐が下骨とのどぼとけの間に入っているときは閉鎖される。静脈は止まるが動脈が完全に止めることが出来ないため、顔面は紫暗色。縊死は蒼白。
扼死 手で頸部を圧迫して窒息死させる。気管と頸動脈を圧迫して窒息させるのだが喉頭上部の両側を強く圧迫すると瞬間的に呼吸が止まり反射的に心臓麻痺を起こす。喉の両側に指、もしくは爪の痕が残る。顔面は紫暗色。目には溢血点がある。手の痕から手の大きさ、それから身長が割り出される。力をこめられた場合は頸部の諸軟骨、舌骨に骨折がおきる。
溺死 気道に液体が吸入された場合をそうして溺死という。口と鼻孔を覆うだけの水が有れば溺死する事が出来る。溺死か偽装かは肺の所見、肺胞内の異物(プランクトンなど)で判断する。溺死体の肺は非常に膨張していて肺胞の中に多量の水が入っている。心臓麻痺などで溺死した場合は水を飲んでおらず肺臓にも排気管にも溺水がない。殴って脳震盪を起こさせ水中に投げ込んだ場合、クロロフォルムd得麻痺させて投げ込んだ場合には溺死状態になる。
火焼死 第一度 紅斑形成 熱の作用した皮膚は赤く腫れる。(紅斑)生体におき、死体ではおこらない。死斑と紅斑と注意
第二度 水疱形成 皮膚に水疱が出来る。生体に限る。死体でも不完全な水疱は出来る事がある。
第三度 瘡皮形成 タンパク質が熱により凝固し壊疽になり褐色のかさぶたが出来る。生前の火傷は血液が熱により固まり血管網が樹枝状になる。死後は血液が血液が重力により下方に行くため血管は空になり血管の血液が固まることはない。
第4度 炭化 焼けて炭化する。生体か死後かの区別はつかない。
生前、死後 生前は呼吸道に煤を吸い込んでいる。死体にはない。血液中にCO-Hbが出来ている。死斑も内臓も鮮赤色。
血液について
殺人現場と血液検査は死因の調査や自殺他殺の判定、凶器の特定など重要な関係にある
形状 血痕の形、位置、飛び方で現場を再現する。被害者の位置関係、状態、血沫の様子。血は高いところから垂直に落ちると円形の血痕になる。高さに比例して血痕の大きくなる。斜めに飛ぶと楕円形など形状からいろいろ推察される。
分泌型と非分泌型 分泌型は唾液や精液からも血液型は判明するが、非分泌型だと血液型とは一致しない。多くの場合O型に判定される。
凝固 生体は凝固するが、死体の血は凝固しない。ただし死後3時間くらいは凝固状態も残ることがある。
ルミノール反応 血液に青白い化学発光する。古い血液ほど強く反応する。
遺伝(表現型分類) O型+O型は O型100%  A、B、AB型は生まれない。
O型+A型、A型+A型は A型、O型 B型、AB型は生まれない。
O型+B型、B型+B型はB型とO型。A型,AB型は生まれない
O型+AB型はA型とB型が50%。O型、AB型は生まれない。
A型、B型、AB型それぞれとAB型はA型、B型、AB型でO型は生まれない。
A型+B型は各型が生まれる。
親子鑑定では因子型分類で行う。
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